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なぜ聖徳太子は「冠位十二階」を制定したのか?

こんにちは、おじさんです。

今日は、聖徳太子が「冠位十二階」と「十七条の憲法」を制定した理由を解説していきます。


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でっかいな...



当時の政治について

まず、なぜ制定したのかを知るには当時の政治状況を知らなければならないですね



実は当時の日本の政治は、朝廷の重要な仕事に対する人事権を天皇はほとんど持っていませんでした。



なので、天皇と朝廷で働く人との間に直接的な関係はあまりなく、天皇の権力が不安定だったわけです。




聖徳太子天皇中心の国造りを目指していたため天皇の権力が不安定だとだめですよね。




だから、聖徳太子はこのような不安定な状況を打破すべく朝廷の要職の直接的な人事権を手に入れるために、



冠位十二階」を制定したのです。


冠位十二階の内容

ところで、冠位十二階とはどのような内容なのでしょうか。



冠位十二階とは、その名の通り、身分を十二色で分け、位に応じて冠の色を分ける仕組みです。


身分などではなく、個人の能力によって冠の色が決まります。



そうすることで仕事ができる人が位が上がり、天皇の補佐をする役割になるわけです。


そしたら、天皇は朝廷の重職と直接的な関係を持てるでしょ。


そしたら、天皇の権力は安定するでしょう。


まとめ

まとめです。

  • 冠位十二階は天皇の権力を安定させるために制定した。
  • なぜ安定するのかというと朝廷の重職と直接的な関係を持てるから。


ここまでご高覧ありがとうございました。